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リハラボ杉並・町田【町田部門】パーキンソン病を抱えるご利用者様に快適な生活を!「想いをカタチに そして笑顔に」

2023年10月17日

こんにちは!リハラボ町田 理学療法士 伊賀です。

今回は、パーキンソン病のQ&A、「生活のしおり」の表紙の絵についてご紹介いたします。

Q パーキンソン病の利用者への介入事例を教えてください!

今回はすくみ足でお悩みのご利用者様の介入事例をご紹介いたします。「最近、すくみ足がよく出てうまく歩けない。歩くのが嫌です。」と聞いていました。

はじめに、どのような生活シーンですくみやすいのかを把握します。今回のご利用者様は、電話が鳴り受話器を取りに行く際ににすくみ足が生じていました。歩行能力以外に「待たせてはいけない」という気持ちから焦り、それがすくみ足に繋がっていました。

まず、落ち着くことの大切さを説明いたします。その後、歩行練習として聴覚キューや視覚キューを用いた歩行練習を行ないます。リハビリの時はうまく歩けるが、普段の生活ではうまく歩けないということはよくあります。「日常生活への汎化」を確立するためには練習が必要です。自主トレーニングでも「ポイントを意識した歩行練習」をしていただいています。

Q 日常生活での注意点を教えてください!

パーキンソン病は症状が多種多様です。1人1人症状が違います。代表的な症状の「すくみ足」について注意点を少しご紹介いたします。すくみ足は、歩きたいという気持ちはあるものの、歩き出しの1歩目がなかなか出ないという現象です。方向転換時や歩いている最中に注意が逸れた時などに現れます。焦りや不安などの心情に左右されやすいです。

注意点は以下の通りです。

①焦らない ②不安なことを考えない ③歩くことに集中する ④歩く動線には物をあまり置かない

これらを意識して生活していただくとすくみ足が出にくくなると思います!

Q 「生活のしおり」の表紙の絵について教えてください!

私が担当しているパーキンソン病のご利用者様から提供していただいたものです。身近なものをとても温かいタッチで描いておられ、表紙の絵として使わせていただきました。完成したものをお渡しした時にはとても喜ばれ、作成して良かったと心より感じました。

Q パーキンソン病チームの今後の目標を教えてください!

「想いをカタチに そして笑顔に」を掲げて活動しております。現在は主にリハラボ町田で活動しており、多摩サテライトへも活動を波及させています。パーキンソン病について医療、介護に携わる方、地域の方々にも知っていただけるような活動をしていきたいです。今後ともよろしくお願いいたします!

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