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【運転支援】 脳卒中になったら、運転ってどうしたらいいんですか? 運転再開までの3つの選択

2022年08月05日

本記事は、脳卒中後の運転再開に関する情報をお伝えします。

脳卒中を発症し、治療やリハビリを経て自宅に帰ったあと、「仕事を再開しよう」「買い物に行こう」「出かけよう」となった時に車の運転が必要だった場合、みなさんはどうしますか? 

状況によって差はあるものの、以下の3つのどれかにあてはまるかと思います。

① ちょっと不安はあるが乗ってみる
② 運転を諦める
③ 医師に相談する


一つずつ見ていきましょう。

① ちょっと不安はあるが乗ってみる

この選択肢を見て「なんとなく危なそう」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、この選択をする方は意外と少なくありません。麻痺は軽いし問題ないだろうと運転を再開するのです。

しかし、「道路交通法」では自動車運転に関して以下のように定められています。

第66条
何人も、前条第1項に規定する場合のほか、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない。

第70条
車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。


さらに、平成26年6月の道路交通法改正で自動車の運転に対する罰則は厳しくなりました。

脳卒中などの「一定の症状を呈する病気等」に起因した事故には「危険運転致死傷罪」が適応されます。つまり、飲酒運転と同じ扱いです。病気に関連した「危険運転致死傷罪」の件数は、年々増えてきています。

画像1

平成26年から4年間で60件の増加がみられた(2019年,警視庁)


さらに、運転に必要な能力に影響が出る症状があるにもかかわらず免許を取得したり更新したりした場合は、「質問表への虚偽記載」で罰則が課せられます。実際に、虚偽申請による裁判事例はこれまでも何件か起こっています。

自動車の安全な運転に必要な認知・予測・操作能力のいずれかに関わる能力が欠くこととなる症状があるにも関わらず、虚偽申請し免許を取得・更新した場合、一年以下の懲役または30万以下の罰金が課せられます。


交通事故の加害者になった場合、自分自身へのダメージはもちろん、相手や相手の家族、自分の家族や職場などの周りの多くの方に被害が及びます。「脳卒中になったけど、まぁなんとかなるでしょ」と思い運転再開を検討していた方は、是非一度立ち止まって考えることをお勧めします。

「じゃあ、具体的にどうしたらいいの!?」と気になったあなたは、本記事を読み進め「運転支援」について確認してみましょう。


② 運転を諦める

「これは安心安全な判断だ」「乗らないのが1番だよね」と思われた方は多いかもしれません。しかし、その選択が簡単にできる人は少ないのではないでしょうか。

自動車運転という行為は、人が「移動」をするための一つの手段です。買い物や通勤、または仕事や旅行の際など、多くの生活場面で必要とされています。代替手段をなくして自動車運転を諦めてしまうと、QOL(生活の質)の著しい低下に繋がる可能性があります。

「怖いから」とか「自分には無理だろう」と自己判断で簡単に自動車運転を諦めるのではなく、ぜひとも一度、専門家に相談してから判断することをお勧めします。もし仮に、運転が困難と判断されても、専門家に相談した場合は代替手段の提案を受けられる可能性が高くなります。詳しくは、本記事の「運転支援」をご一読ください。

③ 医師に相談する

「お医者さんの判断が一番だ」「この選択が間違いない」これは、その通りです。ただ、みなさんは医師の運転再開に関する判断がどのように行われているかご存知でしょうか。

脳卒中後の運転再開を判断するには、高次脳機能や身体機能などを総合的に評価する必要があります。その評価をしているのは、作業療法士や言語聴覚士などのリハビリスタッフです。医師はその評価結果をもとに、運転再開について判断し患者さんに診断書をお渡ししているのです。ちなみに、運転可能と判断された場合は、その診断書を持って免許センターへ行き臨時適性検査を行います。

しかし、運転支援のできるリハビリスタッフは全ての病院・施設にいるわけではありません。その場合、医師は高次脳機能や身体機能のデータをもとに判断することが難しくなります。脳卒中の症状が軽い場合は、運転について考える暇もなく早期に退院となる場合も少なくありません。

自宅に帰った後、「自動車の運転ってやっていいのかな」「運転再開するのに自信がない」という方は、一度専門家による評価を受けることをおすすめします。流れとしては、最寄りの免許センターで適正相談を受け、その後医師に相談、そして専門家による評価となります。相談した病院・施設に運転支援のできるスタッフがいなかった場合は、当記事で紹介する「運転支援」について一度確認してみてください。

自動車の運転支援

自動車の運転再開を目的としたサポートは、現在、病院で行われていることがほとんどです。流れとしては、以下の通りです。

① 主治医による依頼
② 専門のリハビリスタッフによる評価
 ・高次脳機能検査
 ・身体機能検査
 ・ドライブシュミレーター  
 ・実車評価   等
③ 主治医の診断書作成
④ 免許センターでの臨時適性検査
⑤ 結果(運転再開可能 / 条件付きで運転再開可能 /  運転再開不可)


リハラボ町田の運転支援の目的と特長

ここからは、東京都町田市を拠点とする「リハラボ訪問看護リハビリステーション町田」で提供している運転支援についてご紹介します。

■ 目的
リハラボ町田の運転支援は、① 免許センターでの臨時適性検査の際に必要となる医師の診断書作成のサポートと、② 判定前後の実車評価サポートを目的として行っています。

■ 対象者
・脳卒中後、運転再開に不安のある方
・東京都町田市、神奈川県相模原市周辺にお住まいの方
(※ サービス導入には主治医の了承が必要です)
(※ 加齢や認知症が疑われる方への実施も可能ですので、ご相談ください)

■ 特長①   医療・介護保険内でのサポートが可能
診断書を作成する前の評価(高次機能検査・身体機能検査など)は、医療保険および介護保険を利用しての実施が可能です。

■ 特長②  専門スタッフがご自宅に伺います
診断書を作成する前の評価(高次機能検査・身体機能検査)を行う際、専門スタッフがご自宅まで伺うことが可能です。検査では、身体の使いづらさが運転に影響を及ぼすことがないか、また、注意力や判断力の低下、方向感覚等の目には見えない脳内での処理能力を検査器具を用いながら医学的な視点でチェックをします。お身体の状況に応じて自動車の改造業者と連携して、自動車の改造に関する評価や提案も行うことが出来ます。検査は計4回行います。

■ 特長③   実車評価と自動車改造までのサポート
いざ運転!となったときに不安を持たれている方に対して、実車サポート(実車評価)を行います。最寄りの自動車教習所で、実際の自動車の操作感覚を評価します。教習所の教官と専門スタッフの多角的な視点での評価を行うことが出来ます。実車評価の際に撮影したドライブレコーダー、ビデオの映像からご自分の運転を振り返る等、アフターフォローを丁寧に行っていきます。

リハラボ町田運転支援 〜利用の流れ〜
① 面接
② 評価(身体機能検査・高次機能検査など 計4回実施)
③ 医師への情報提供書を作成
④ 診断書作成
⑤ 免許センターでの臨時適性検査
⑥ 結果通知
⑦ 実車評価(医師への情報提供前に実施することもあり)

リハラボ町田は、①・②・③・⑦のサポートを行います。


料金設定

■ 評価(身体機能検査・高次脳機能検査など)
保険を使用した場合:利用者ごとに異なります
 例)介護保険1割負担の方の場合:合計約3,845円(878円/時×4回 + 初回加算333円)
・自費でご利用の場合合計 39,600円(9900円/時×4回)

■ 実車評価(所要時間3時間程度)
・一律 39,800円(教習所へ支払うペーパードライバー講習費は含まれません)

※ なお、実車評価は身体・高次機能評価をされた方のみ実施させていただいています。

医療関係者の方へ

以下のようなことでお悩みの際は、是非お気軽にご相談ください。

① 病院やクリニックに専門スタッフがおらず、運転再開の判断に迷う場合

② 急性期や回復期に携わる医師やリハビリスタッフ等が、退院後の再評価を依頼したい場合

③ 急性期や回復期に携わる医師やリハビリスタッフ等が、実車評価を含めた運転に関する専門性の高い評価を依頼したい場合

お問い合わせ

TEL:042-860-7978
FAX:042-860-7955
メール:machida@rehalabo.com 
応募フォーム:http://rehalabomachida.com/自動車運転支援お問い合わせフォーム/

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